2025年7月14日、米ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長=ロイター

 トランプ米大統領は13日、SNSへの投稿で、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対して、ロシア産原油の購入を停止するよう求めた。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって和平への自らの仲介が思うように進まないなか、NATO各国にもさらなる対ロ圧力をかけるよう要求した。

 投稿ではNATOの欧州加盟国を念頭に「勝利に向けた貢献が(本来求められる)100%を圧倒的に下回っている」と非難した。トランプ氏は事態の打開をめざし、8月中旬にロシアのプーチン大統領との直接会談に臨んだが、ロシアが和平交渉や停戦に応じる気配はなく、むしろウクライナへの攻撃を激化させている。欧州側にロシア産原油の購入をやめさせてロシアの資金源を断ち、プーチン氏に妥協を迫る狙いがあるとみられる。

 トランプ氏は同じ投稿で、ロ…

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