NHKのラジオ国際放送の中国語のニュースなどで、中国人の40代の外部スタッフが19日に沖縄県の尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にない発言をした問題でNHKは26日、総合テレビや一連の発言があった放送と同じ枠のラジオ国際放送などで経緯を説明して改めて謝罪した。
総合テレビでは同日夕、アナウンサーが日本語で尖閣諸島や慰安婦問題についての政府見解を繰り返し読み上げ、「わが国の重要な政策および国際問題にたいする公的見解ならびにわが国の世論の動向を正しく伝える」などと規定している国際番組基準に抵触したなどと説明。「NHKが放送法で定められた責務を適切に果たせなかったという極めて深刻な事態」だと述べ、謝罪した。また、このスタッフが原稿にはない内容を過去にも発言していないかを改めて調査するほか、管理体制の抜本的な見直しなど国際放送のガバナンス強化を図るとした。
ラジオ国際放送などでは中国語で同様の内容を放送した。
NHKは25日夜、このスタ…