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石橋静河さん=2019年、篠田英美撮影
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 来年秋から始まる朝のNHK連続テレビ小説が「ブラッサム」に決まったと、NHK大阪放送局が29日発表した。主演は俳優の石橋静河さん(30)が務める。「おはん」や「生きて行く私」などで知られる作家・宇野千代さんをモデルに、様々な困難にぶつかりながらも「幸せのかけら」を見つけ出し、女性作家としての地位を確立した、波瀾(はらん)万丈の人生を描く。

 石橋さんは2018年の「半分、青い。」以来、2回目の朝ドラ出演。昨年のドラマ「燕は戻ってこない」(NHK)では主演を務め、心の機微を細やかに表現した演技力で注目を集めた。今回の朝ドラ主演のオファーを聞いたときは「青天の霹靂(へきれき)とはこのことかと思った」という。「朝ドラは日本の朝をつくるもの。全国のみなさんが今日も良いものを見たな、と思ってもらえるような作品にしたい」

 脚本は「マルモのおきて」(フジテレビ系)や「ブギウギ」(NHK)などを手がけた櫻井剛さんが担当する。来年春ごろからの撮影を予定していて、撮影場所は宇野さんが生まれ育った山口県岩国市などを検討しているという。

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