中継器を載せた無人飛行機「HAPS」のイメージ=AALTO提供
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 通信大手が「宇宙ビジネス」に力を入れている。NTTは3日、2026年から「空飛ぶ基地局」を商用化すると発表した。KDDIは28年までに月と地球を結ぶ通信網を整備する方針を示している。

 NTTの島田明社長が3日、宇宙関連事業「NTT C89」を発表した。

 目玉のひとつとしてあげたのが「HAPS」。中継器を載せた無人飛行機を地上20キロの成層圏に飛ばす。スマートフォンとの直接通信が可能で、被災地のほか、山間部など地上基地局の整備が難しいエリアでの活用を見込む。人工衛星よりもカバーエリアは狭いが、高速通信が売りだ。

 NTTドコモなどが、機体を…

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