トランプ米政権が取り下げを指示していた、ニューヨークのエリック・アダムス市長に対する収賄罪の起訴を担当していたニューヨークの連邦検察官が辞任した。ニューヨークの連邦検察が認めた。米メディアによると、起訴取り下げを拒んだことが理由とされており、トランプ大統領の司法への介入を問題視する声が上がっている。
辞任したのはニューヨーク・マンハッタンの連邦検察官で南部地区の責任者だったダニエル・サスーン氏。これまで凶悪犯罪や詐欺などを担当し、2022年には暗号資産(仮想通貨)交換業大手FTXトレーディングが経営破綻(はたん)した問題で、創業者で前最高経営責任者(CEO)のサム・バンクマン・フリード被告への起訴にも関わった。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、サスーン氏はこの日同僚らにメールを送り、辞任を伝えた。起訴取り下げは拒んだという。
また、NYTは、司法省でも…