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市況

 1日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業で作るダウ工業株平均が一時700ドル超下落した。同日発表された雇用統計が、市場予想を下回ったことから、景気悪化への懸念が高まった。

 ダウ平均は前日の終値より542.40ドル(1.23%)安い、4万3588.58ドルで取引を終えた。米大企業を幅広く網羅するS&P500指数も、前日より1.60%下落した。一般消費財で大きく下落したほか、テクノロジー、金融関連など幅広い銘柄で売りが優勢となった。

 1日に米労働省が発表した7月の非農業部門の就業者数は7万3千人増となり、市場予想の11万人増を下回り、5月と6月の就業者数の伸びも大きく下方修正された。

 資産運用会社シムコープのメ…

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