23日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業で作るダウ工業株平均は前日の終値より一時1100ドル超上昇し、4万ドル台を回復した。トランプ米大統領が22日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長について「解任する考えはない」と述べたことで金融市場の混乱への懸念が和らいだことや、中国に課す関税の大幅削減を検討していると報じられたことなどを受け、買いが広がった。
ダウ平均は、前日の終値より628.03ドル高い3万9815.01ドルで取引を始めた。ネット通販大手のアマゾンや、半導体大手のエヌビディア、テック大手のセールスフォースなどを中心に、幅広い銘柄で買いが先行した。
米紙ウォールストリート・ジ…