6日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が1500ドル超値上がりし、史上最高値を更新した。上げ幅は4年7カ月ぶり。米大統領選でトランプ氏が当選確実となったことを受け、規制緩和や減税など政策への期待から株式が買われた。
終値は、前日より1508.05ドル(3.57%)高い4万3729.93ドルだった。米大企業を幅広く網羅する「S&P500」は2.53%、ハイテク株が中心の「ナスダック総合指数」も2.95%と大きく上昇。米国の主要株価指数はそろって最高値を更新した。6日の東京株式市場では日経平均株価が1005円値上がりしており、日米で大幅な株高となった。
トランプ氏が主張する減税や規制緩和が企業の利益を増やす方向に働くと意識され、株式が買われた。大統領選と同時に行われた連邦議会選で、上下院ともトランプ氏の共和党が多数派を占めるとの見方も、政策の実現性が高まるとの期待から株高につながった。
また、現在の民主党政権は反…