市況

 27日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が前週末の終値より700ドル超上昇した。トランプ米大統領が、欧州連合への50%の関税の発動を延期する考えを示し、関税を巡る対立の懸念が和らいだ。

 ダウ平均は、前週末の終値より740.58ドル(1.78%)高い、4万2343.65ドルで取引を終えた。米大企業を幅広く網羅するS&P500指数は2.05%上昇した。ハイテク株などで買いが優勢となった。

 トランプ氏は25日、6月1日から始めるとしていた欧州連合への50%の関税発動を、7月9日まで延期すると投稿した。また、27日に発表された消費者心理に関する統計が市場予想を上回ったことも、追い風となった。

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