13日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は4万2197.79ドルで取引を終えた。中東情勢の緊迫への懸念により、前日の終値より769.83ドル(1.79%)安くなった。
ダウ平均はイスラエルがイランを攻撃したことを受け、取引開始直後から売りが優勢となった。イランがイスラエルに報復攻撃をしたと伝わった13日午後に売りが加速。下げ幅は一時、800ドル超に拡大した。
米大企業を幅広く網羅するS&P500指数も1.13%下落した。多くの業種で値下がりしたが、原油価格が上がっていることを受け、エネルギー分野は上昇した。
一方、リスクを回避する動きが強まったことで、安全資産とされる金(ゴールド)が買われた。ニューヨークの先物価格は前日より1.48%上昇し、1オンス=3452.8ドルで取引を終えた。