5日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は1033ドル値下がりして取引を終えた。下げ幅は今年最大。米国の景気減速懸念をきっかけに5日に日本の株価が急落した流れは、アジア、欧州を経て米国でも続き、世界同時株安となった。
ダウの終値は、前週末より1033.99ドル(2.60%)安い3万8703.27ドルだった。取引時間中には1200ドル超下落する場面もあった。値下がりは3営業日連続で、下げ幅は計約2100ドルに達した。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は3.4%、米大企業を幅広く網羅する「S&P500」も3.0%と、主要株価指数は三つとも大幅に下落した。
先週末2日に発表された米雇…