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奉納された鷺の舞=2024年7年20日、山口市上竪小路、大室一也撮影
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 室町時代から約600年続く山口祇園祭が20日夕、八坂神社(山口市上竪小路)で始まった。山口県指定無形民俗文化財「鷺(さぎ)の舞」の奉納に続き、さらし姿の男性たちがみこしを担いで、JR山口駅近くの御旅所まで練り歩いた。5月にニューヨークのイベントに参加した山口祇園囃子(ばやし)保存会が山車の上で太鼓や笛、鉦(かね)を奏でた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「2024年に行くべき52カ所」に山口市を選び、その記事で祇園祭を衣装や踊りなどが特徴的な「歴史ある夏祭り」として紹介した。訪日中の米ジョージア大学の学生16人もはっぴを着て参加。4年生の女子学生(21)は「NYTの記事は知りませんでした」と言いながら、楽しそうに街中を歩いた。

 村岡嗣政知事は初めてさらしを巻いてみこしを担いだという。「インバウンド(訪日外国人客)も来られている。山口の伝統や熱気を感じてほしい」と話した。24日夜に中心商店街で市民総踊りがあり、みこしは最終日の27日夜に神社に戻る。(大室一也)

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