主要産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスは3日、自主減産に取り組んできた有志8カ国が、5月に続き6月も増産量を当初計画の3倍に拡大すると発表した。増産ペース拡大で、原油価格の押し下げ圧力が強まる可能性がある。
サウジアラビアやロシアなど8カ国は2024年1月から日量220万バレルの自主減産してきたが、今年4月から段階的に増産を進めている。
5月は4月に比べて増産量を当初計画の3倍の同約41万バレル(世界の石油需要の0.4%相当)に拡大。今月3日の会合で、6月も5月に比べて41万1千バレル分、生産を増やすと決めた。
OPECは発表文で「低水準…