OSK日本歌劇団(大阪市)のレビュー「Road to 2025!!」の大阪公演が21日、大阪市のCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開幕した。翼和希さんが9月にトップスターに就任してから初めての地元での公演。公演後の取材に、「幕が開いた瞬間のあたたかい拍手がうれしかった。生の舞台からしかお届けできないエネルギーを、みなさまにお返ししたい」と語った。
翼さんは3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、主人公が所属する歌劇団のトップスター・橘アオイ役を演じていた。
公演は、「日舞レビュー」と「洋舞レビュー」の2部構成。太鼓の生演奏、甲冑(かっちゅう)を着けての立ち回りなど、初めての挑戦も多かったといい、「なんでも全力でしないと気が済まない性格なので、家に帰った瞬間スイッチが切れて寝てしまう」と明かした。
来年にかけて東京、シンガポールなどでトップスター就任記念公演が続く。翼さんは「いまのOSKを注目していただいているぶん、興味を持って来てくださった方の心をつかんで離さない気持ちで挑んでいる。常に進化し続けていくことがOSKの継続につながる」と話した。
大阪公演は24日まで。(田部愛)