AI（人工知能）によるサポート機能がスムーズに使えるパソコン（PC）がじわりと広がっている。PC業界では、市場が動き出した昨年を「AIPC元年」と呼ぶ声も。「高級品」のため、普及にはまだ時間を要するとも言われるが、従来のPCとの違いとは。
キーボード上の専用キーを押すと、生成AIが立ち上がる。雑に描いたイラストも完成した絵に仕上げてくれる。表示したページと文字はPCが自動で記録し、メモをとらなくても後から検索をかけられる――。
こんな便利な機能を備えたPCが普及しつつある。AIの使い道は、オンライン会議で背景をぼかしたり、チャット形式で素早く情報収集したりするだけではなくなった。
基幹ソフトウェア「ウィンドウズ」を手がける米マイクロソフトは、AIを用いた様々なツールを開発。オンラインでのみ使える機能のほか、一部はあらかじめPCに組み込み、インターネットに接続しなくても使えるようにした。
AIの活用はこのネット接続…
