Smiley face
写真・図版
映画「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」のワンシーン©2025 GODOM 沖縄
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 健康への影響が懸念されるPFAS(ピーファス)(有機フッ素化合物の総称)による汚染問題と闘う国内外の女性たちの姿を描いたドキュメンタリー映画「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」が、8月16日から全国で順次公開される。沖縄県では7月下旬から先行上映されている。

 那覇市在住の平良いずみ監督がPFASの問題に直面したのは2016年。沖縄県が、米軍嘉手納基地周辺の約45万人に水を供給する浄水場や河川からPFASが検出されたと発表した。当時、地元テレビ局のキャスターで育休中だった平良さんは、水道水でつくったミルクを生まれたばかりの息子に与えており、「許せない思いだった」。

 それから沖縄では、PFAS汚染の問題に声を上げ、米軍基地周辺の町議に当選する女性が相次いだ。「同じ思いを持って、前に進む女性たちの姿がまぶしく映った」と平良さんは振り返る。

 平良さんは24年7月にテレ…

共有