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市況

 6月30日の米ニューヨーク株式市場で、米大企業を幅広く網羅するS&P500指数が前週末につけた過去最高値を更新した。主要企業でつくるダウ工業株平均も2月以来約4カ月ぶりに4万4000ドル台をつけた。米国とカナダが貿易協議の再開で合意したことを受け、関税交渉が進むことへの期待感などから買いが広がった。

 S&P500は前週末の終値から0.52%上昇し、6204.95で取引を終えた。ダウ平均の終値は275.5ドル(0.63%)高い4万4094.77ドルだった。テクノロジーや金融関連を中心に買いが優勢となった。

 米国とカナダの貿易協議を巡っては、トランプ米大統領が27日、カナダがデジタルサービス税(DST)を導入することへの対抗措置として、打ち切りを表明していた。カナダ政府は29日、DSTを撤回し、米国と交渉を再開させることで一致したと発表した。

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