12日の米ニューヨーク株式市場で、大企業を幅広く網羅するS&P500指数が、前日より72.31(1.13%)上昇し、6445.76をつけて過去最高値を更新した。12日に発表された消費者物価指数の結果を受けて、買いが広がった。
主要企業でつくるダウ工業株平均は、前日の終値から483.52ドル(1.10%)高い、4万4458.61ドルで取引を終えた。金融やテクノロジー分野などを中心に、幅広い銘柄で買われた。
米労働省が12日に発表した7月の消費者物価指数は、前年同月比で2.7%の上昇となり、市場予想を下回った。上昇幅は前月から変わらず、インフレ(物価高)の加速に対する懸念が和らいだ。また、この結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの期待も強まり、買いにつながった。