ネット金融大手の「SBIホールディングス」(東京都港区)の子会社が東京国税局の税務調査を受け、日本で計上すべき利益を中国に移したなどとして、2022年3月期までの3年間に約34億円の申告漏れを指摘されたことが関係者への取材でわかった。
SBIホールディングスへの追徴税額は、別のグループ会社への税務調査の結果や過少申告加算税を含め約2億円とみられる。同ホールディングスは取材に「当局と見解の相違があったが、指摘に従い修正申告し納税を済ませた」とした。
担当者も認識していた「リスク」
関係者によると、システム会…