2024年9月15日、米ロサンゼルスで開かれたエミー賞で「SHOGUN 将軍」が作品賞などを受賞し、記者会見場に集まった主演の真田広之さん(中央)ら=AP

 米テレビ界の最優秀作を選ぶ第76回エミー賞で、「SHOGUN 将軍」で作品賞、主演男優賞、主演女優賞などを獲得した15日(日本時間16日)、主演の真田広之さんやアンナ・サワイさんが授賞式の直後に記者会見をした。主なやり取りは次の通り。

〈真田広之さん〉

 ――主演男優賞の受け止めは、また受賞が次の世代にどういった影響を与えるのか?

 「名前が呼ばれた時には本当に信じられないような思いで、壇上に上がった時に皆さんが立ち上がってくださっているのを見て、本当に夢かと思ったんですけれども、ことの重大さに改めて気づかされました。そしてやはり撮影中のことや、子役の頃からお世話になった方々の顔が走馬灯のように浮かんで、今までやってきたことの結果としてこのトロフィーをいただけたということは本当にうれしいことですし、何よりお世話になった方々への、少しでも恩返しになればという気持ちでした」

 「このことが次世代の俳優や制作陣に大きな意味をもたらしてくれると信じています。時代劇が継承され、そして日本発でも世界に通用するものを作っていくという、一つの布石になればという気持ちです」

同じ役を演じた三船敏郎への思い

 ――なぜ舞台上で、日本語でスピーチをされたのか?

 「まずはこのドラマのテーマ…

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