17日からの主演舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に向けて、追い込み中です。原作から19年後、父となったハリーとその息子の物語。魔法の話だけど、基本的には人間ドラマが描かれています。ただ、魔法を表現するための演出など段取りがいろいろあって久々に大変。昔やっていたコンサートの苦労を思い出したほどです。
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この舞台の中で、好きな場面があるんです。(魔法学校の校長でハリーの恩師の)ダンブルドア先生が、自分も生徒たちを傷つけたし、ハリーも完璧じゃなかったと振り返るところ。あいまいでいることの良さや、「完璧なものなどない」ことを独特の言い回しで伝えるセリフが、すごくいい。
白黒つけたがる時代、必要なのは・・・
僕自身、「今日の自分」に責…