X上にあるSnow Manのファンクラブの「なりすまし」アカウント。STARTO ENTERTAINMENTに確認すると、このアカウントを運用していないという

 人気アイドルが所属する「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」は13日、所属するタレントなどに「なりすまし」をしたX(旧ツイッター)の73アカウントについて、米連邦地方裁判所がX社に対して発信者情報開示命令を出したと、公式サイトで発表した。

 発表やスタート社の代理人弁護士によると、所属タレントなどを装ったアカウントが、架空のライブ配信などを告知。偽サイトに誘導し、個人情報やクレジットカード情報を盗む「フィッシング詐欺」の被害に遭ったとする情報が寄せられているという。一方で、被害の件数や金額は把握できていない。

 このほかにも、所属タレントになりすまして本人のように装っているアカウントを複数確認したとしている。

 スタート社はタレントの人格権などを侵害し、ファンに財産的損害を負わせることは「看過できない事態」と判断。5~6月、2回にわたって、米連邦地方裁判所に申し立てを行ったという。

 5月に開示命令が出た36アカウントのうち、21アカウントはバングラデシュで運営されていることが判明。スタート社はバングラデシュ当局に摘発の要請ができないか、外務省と協議しているという。

 また、なりすましアカウントに対して、注意喚起をするリーガル公式アカウントをXに開設したとしている。

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