任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチツー)」が5日、発売されました。初代モデルのヒットから8年。ゲームファンのみならず国内外から注目を集める理由を、ゲーム専門誌「週刊ファミ通」の嵯峨寛子編集長に聞きました。
――任天堂の公式通販サイトの初回抽選申し込みには国内だけで220万人が殺到し、話題になりました。
「結構多いなと驚きました。これまでの任天堂のゲーム機の発売週の販売台数は、初代モデルの『Nintendo Switch』が約33万台、『Wii U』が約31万台、『Wii』が約37万台でした。220万という数字はスイッチ2の注目度の高さを示していると思います」
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――スイッチは初代モデルの発売から8年間で販売台数は1億5212万台に上るなど、息が長いゲーム機です。人気の理由は何でしょう?
「スイッチが受け入れられた一番のポイントは『持ち歩ける』ところでした。持ち運べるため1人1台所有する方も多い。また、主要なゲーム機でユーザー層が一番幅広いことも人気の理由のひとつです。扱いやすさやゲームソフトの対象の広さから、子どもから高齢者まで遊べる。コロナ禍もあって『あつまれどうぶつの森』が大ヒットしたり、ゲーム実況動画が普及したりと、いろんな現象が追い風になったのだと思います」
――後継機であるスイッチ2の特徴は?
「見た目はそれほど変わって…