国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の複数の職員が昨年10月のイスラエル襲撃に関与した疑惑を受け、UNRWAの中立性を検証していた独立調査団は22日、約9週間に及ぶ調査結果を公表した。8分野で改善を求めつつも、UNRWAはパレスチナの人間的・経済的発展にとって「かけがえのないもの」と結論づけた。
- UNRWAめぐり安保理で対立 イスラエル「ハマスの武器の一部」
- パレスチナの国連加盟否決 拒否権行使の米のみ反対、日本は加盟支持
調査団は、パレスチナ自治区ガザ地区で働く職員を含む200人以上から聞き取りを行うなどして、54ページの報告書にまとめた。事務所のあるパレスチナ自治区西岸地区やエルサレム、アンマンにも足を運んだという。
報告書では、組織の中立性に…