日本製鉄の米USスチール買収計画をめぐり、米政府の対米外国投資委員会(CFIUS)による異例の再審査が21日、期限を迎えた。CFIUSは審査の内容をトランプ米大統領に報告したとロイター通信がこの日伝えた。計画の発表から1年半。トランプ氏は自身が期限とした6月5日までにどう判断するのか、注目される。
買収計画をめぐっては1月、当時のバイデン大統領が「国家安全保障上の脅威」を理由に禁止命令を出した。後任のトランプ氏は4月、異例の再審査をCFIUSに命じ、5月21日までの報告を求めた。報告内容は不明だが、トランプ氏はこれを参考に、15日後の6月5日までに計画の可否を判断する見通し。
焦点は出資比率だ。
経営不振のUSスチールは設…