米国、カナダ、メキシコの共催で来年6月に開幕するサッカーワールドカップのチケット販売が、米東部時間10日午前11時(日本時間11日午前0時)に始まる。当面は抽選制だが、需要に応じて価格を変える「ダイナミックプライシング」や、転売価格に上限のない公式リセール(転売)サイトが導入される予定で、価格の高騰に注目が集まりそうだ。
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まずはビザカード保有者から
国際サッカー連盟(FIFA)の発表によると、10日に始まるのは先行抽選の「Visa Presale Draw」。FIFA公式パートナーのクレジットカード大手「ビザ」のカード保有者が対象だ。申込期間は米東部時間19日午前11時(日本時間20日午前0時)まで。
当選した場合はメールで通知されるが、抽選に通るだけでは必ずしもチケットが購入できるわけではないとしている。
米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」によると、チケットは大会全体で約600万枚売られ、今回の先行抽選では約100万枚が販売対象になるという。
さらに3段階で販売
チケットはその後、以下のような3段階で販売される。
①「Early Ticket Draw」(抽選方式。申込期間は10月27~31日)
②「Random Selection Draw」(12月5日に米ワシントンで行われる組み合わせ抽選会後、同月中旬に抽選方式で販売)
③先着順の販売(発表では「開催が近づいたら」としている)
「オアシス」などで物議の仕組みも導入
気になる価格はいくらなのか。
FIFAは発表で、販売開始…