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WOWOW本社のロゴ=2020年撮影

 有料衛星放送のWOWOW(東京都港区)は27日、高精細の4Kチャンネルの「WOWOW 4K」の放送を来年2月28日で終了すると発表した。今後は既存のチャンネルやオンデマンド配信の充実を図るとしている。

 同社によると、4Kチャンネルは2021年3月に放送開始。WOWOWプライム、WOWOWライブ、WOWOWシネマの3チャンネルとオンデマンド配信が見られる通常契約の付帯サービスとして提供していた。

 ただ同社は近年、他の動画配信サービスとの競争激化などに伴い、会員数の減少が続いている。そのため経営資源の配分を見直し、4Kチャンネルのサービス終了を決めたという。

 高精細の4K8K衛星放送は、2018年からNHKや民放が新設したBSとCSの各チャンネルで放送を開始。テレビ各局や家電メーカーなどと総務省が、普及を進めている。関連団体で作る放送サービス高度化推進協会(A-PAB)によると、今年7月までに4K8Kを視聴できるテレビなどの出荷数が累計2千万台を突破したという。

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