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X(旧ツイッター)に搭載された生成AI「Grok」(グロック)のロゴ=2025年2月16日、ロイター

 X(旧ツイッター)に搭載された生成AI「Grok(グロック)」が、アップデート後に不適切な発言を繰り返すようになったとして、波紋を広げている。トルコでは大統領を侮辱したとして、利用が制限される事態に発展しており、運営するX側が対応に追われている。

 グロックは、Xの投稿についてユーザーが質問したり、特定の表現を生成させたりすることができる。ただ、Xを率いる起業家イーロン・マスク氏は6月、グロックが「左派の教義に操られている」などとする主張に賛同し、仕様の修正を表明。今月4日、「格段に改善した」として、新たなモデルの運用を近く開始することを明らかにしていた。

 一方、米CNNによると、この数日間はグロックがユーザーの質問に対して反ユダヤ主義的な回答をしたり、ナチスのヒトラーを称賛したりする事例が確認されたという。

 また、トルコメディアによる…

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