2023年のYOSAKOIソーラン祭りの様子=角野貴之撮影

 北海道の初夏の風物詩「YOSAKOIソーラン祭り」の開催概要が10日、発表された。6月4~8日の5日間、札幌市の大通公園を中心とする市内17会場で、約270チームが参加。観客動員は約200万人を見込んでいる。

 今季の目玉は、飛び入り会場「ワオドリスクエア」の復活だ。7、8日の日中は大通公園西7丁目にやぐらがたち、まるで盆踊りのように誰でも自由に輪に加われる。人気の企画だったが、コロナ禍を境に途絶え、6年ぶりの開催という。

 組織委員会の横山尚子さんは「よさこいというと『見る』イメージを抱く人も多いと思うのですが、『踊る』楽しみを気軽にたくさんの方に感じて欲しい」と話す。

 もちろん、恒例のステージやパレード、全国のグルメが一堂に会するコーナーも健在だ。

 YOSAKOIソーラン祭りは、高知県の「よさこい祭り」の鳴子と北海道の民謡「ソーラン節」を融合させた祭りで、1992年に誕生した。多彩な衣装をまとった踊り子たちが鳴子を手に、個性豊かな演舞を披露する。

 有料の特別観覧席などの販売は20日から。問い合わせは実行委員会(011・231・4351)へ。

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