プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)が、近くにある幕張メッセの駐車場に移転・建て替えられる方針で固まったことが、関係者への取材でわかった。施設を所有する千葉市が近く、基本構想の骨子を公表する見通し。
老朽化が進んでいた同スタジアムは、改修もしくは移転・建て替えの検討が進められていた。
スタジアムは1990年に完成し、土地は県、施設は千葉市が所有。92年からロッテ球団が本拠地として利用している。新たなスタジアムの仕様など整備事業の詳細は今後、市や県、関係者で詰めるという。
幕張メッセの駐車場は、現在地から数百メートル北にある。イオンモールに隣接し、2023年に開業したJR幕張豊砂駅が最寄り駅となる。
マリンスタジアムは、老朽化に加え、海辺の近くにあることによる塩害もあり、雨漏りや腐食などが問題となっていた。市は23年度に基本構想の策定に着手し、改修か建て替えかの検討を進めていた。新スタジアムの供用までにはおよそ10年かかるとしている。