ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部ザポリージャ原発への攻撃が相次いでいる事態を受け、国連安全保障理事会は15日、公開会合を開いた。国際原子力機関(IAEA)が原発事故のリスクを訴えるなか、ロシアとウクライナはそれぞれの関与を否定した。
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IAEAのグロッシ事務局長は、6号機の上空でドローンが撃墜され、訓練施設や酸素・窒素製造施設への攻撃が確認されたとも報告した。事故にはつながらなかったものの、昨年11月以来の原発施設への攻撃に懸念を表明。「無謀な攻撃は直ちにやめなければならない。私たちは原発事故に危険なほど近づいている」と警告した。
ただ、攻撃者への言及はなか…