結婚する際に夫婦それぞれが名乗りたい姓を選べる「選択的夫婦別姓制度」。この制度導入や議論推進を求める意見書が、香川県議会と県内17市町の全議会で可決された。
活動団体によると、一つの都道府県内の全議会が意見書を可決したのは全国初。議論の広がりに期待の声も上がる。
3月19日。県内で残っていた3町議会が、いずれも意見書を可決した。
「選択的夫婦別姓を願う香川県民の会(ぼそぼその会)」の山下紀子代表(51)は、綾川町議会の傍聴席から見守った。
「ただただうれしかった。これまでお話をしてくれた議員さんの顔も浮かんできて、感謝でいっぱい」と振り返った。
- 「当事者の声聞いて」選択的夫婦別姓、意見書可決の立役者にきく
香川県「制覇」への経緯
香川県が全国に先駆け、県内の全議会で意見書を可決できたのはなぜか。山下さんに活動の経緯やポイントを聞きました。
県内議会で最初の動きがあっ…