東京都品川区保有の保養施設(栃木県日光市)でトコジラミ(別名ナンキンムシ)が5日に確認されたとして、区教育委員会が、同日以降に予定していた区立小学校17校の林間学校を中止したことがわかった。今年度は7月21日~8月末に区立小36校の希望する5年生が同施設で林間学校を計画していたという。
区教委学務課によると、約130人で施設を利用した小学校の校長から5日、「朝起きるとトコジラミが発生している」と報告があった。専門業者へ駆除を依頼したところ、42ある宿泊部屋のうち7部屋からトコジラミやその血糞(けっぷん)が見つかった。児童らへの被害は確認中としている。
トコジラミは体長5~8ミリほどで、血を吸われるとかゆみが出る。衣服などに付着して外部から持ち込まれる可能性が高いという。