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 韓国の李在明(イジェミョン)大統領が4日で就任から1カ月を迎えた。非常戒厳を出した尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の罷免(ひめん)に伴う選挙を制した李氏は、分断が深まる社会での国民統合や民主主義の回復、経済の再生、国益中心の「実用外交」などを訴えてきた。その滑り出しは――。

 「国民が一つにまとまる統合の国政を進める必要がある」。3日、就任1カ月を前に開いた記者会見で内政への姿勢について問われた際、李氏はこう答えた。

 就任時の演説で「分裂の政治を終わらせる大統領になる」と述べた李氏は、保守系野党・国民の力に向けて対話の姿勢を示してきた。大統領選を通じ、自らが率いてきた進歩(革新)系・共に民主党と国民の力は激しく対立し、それぞれの支持者らの間にも深い溝が生じたからだ。

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「手をつなぎましょうか」

 6月22日、李氏は与野党の…

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