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特殊詐欺への注意を呼びかける俳優の大原優乃さん(左から2人目)や歌手のピコ太郎さん(右端)=2025年4月25日午後1時22分、東京都港区芝浦3丁目、長妻昭明撮影

 特殊詐欺への注意を呼びかけようと、警視庁三田署は25日、俳優の大原優乃さんを一日署長に、歌手のピコ太郎さんを一日副署長に招いた。

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 東京都港区のJR田町駅前で開いたトークショーには約300人が集まった。ピコ太郎さんは警察署の電話番号を悪用した特殊詐欺に触れ、「警察に折り返し電話をすることが大事。見た目は詐欺する方ですが、ちゃんと勉強しているんですよ」と笑いを交えて訴えた。大原さんは、パソコンの画面に警告を出し、指定の窓口に電話をかけさせる詐欺が急増していると説明。「1回だまされたことがある。携帯世代だから自分は大丈夫だと過信していた」と注意を呼びかけた。

 野辺隆之署長は「家やオフィスにお邪魔して、引き続き注意喚起を行っていく」と語った。都内の特殊詐欺被害は今年に入って1117件(被害額78億円)で、同署管内は被害が5件以上、警察官をかたる詐欺電話は110件以上あったという。

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