© ISSEY MIYAKE INC.
紳士服の展示会を中心とする世界的なファッションイベント、ピッティ・ウオモが、6月17日から4日間、イタリア・フィレンツェで開かれた。2026年春夏の今回は日本のブランドがショーを開催し、招待国には韓国が選ばれるなど、アジア勢の存在感が際立つシーズンとなった。
風景から色を採取 オム・プリッセ・イッセイミヤケ
目玉のひとつは、名誉招待ブランドとして参加したオム・プリッセ・イッセイミヤケ。
メディチ家ゆかりの邸宅を舞台に、展覧会形式でブランドを象徴するプリーツ素材を使ったインスタレーションを公開するとともに、隣接するイタリア式庭園でショーを披露した。
今季のコレクションは、イタリア各都市の自然や都市の一部からサンプリングした39の色見本に基づくという。
たとえば、壁のピンクや、ボートの青、ジェラートに生ハム。ポケットやスリットに絵筆や絵の具、ティッシュペーパーを収納できるベストは、画家の作業着のイメージを日常の機能性へと発展させた、コレクションを象徴するアイテムだ。
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