林芳正官房長官は9日午前の記者会見で、米西部カリフォルニア州で不法移民の一斉摘発を巡って発生した抗議活動について、「現地に多くの在留邦人もいることから、政府として大きな関心を持って事態の推移を注視している」と述べた。邦人の被害は確認されていないという。
林氏は、ロサンゼルス総領事館から在留邦人に対して注意喚起していると説明。「在留邦人の安全確保に引き続き万全を期す」と述べた。
カリフォルニア州では7日、不法移民の一斉摘発に反発した抗議活動の参加者らと当局が衝突。トランプ米大統領が州兵2千人を派遣する大統領覚書に署名し、8日に州兵の一部がロサンゼルスに到着した。