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JR九州高速船が運航する「クイーンビートル」=2020年10月15日、玄界灘、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影
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 日韓高速船「クイーンビートル」の浸水隠し問題をめぐり、JR九州の第三者委員会が出した調査報告書について、有志の弁護士らでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」(委員長・久保利英明弁護士)は27日、極めて低い評価結果を発表した。

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 A~Dの4段階評価が原則で、9人の委員のうち7人がDをつけ、2人は評価に値しない「不合格」とするFをつけた。

 クイーンビートルをめぐっては、JR九州高速船が浸水を隠して3カ月以上運航していたことが発覚。親会社のJR九州が9月に第三者委を設けた。弁護士ら3人の委員が独立の立場で事実関係や原因を調査し、11月21日に報告書を提出した。

 格付け委の委員は、JR九州高速船がJR九州から分社化した完全子会社であるにもかかわらず、第三者委の調査対象がJR九州高速船に偏り、JR九州を十分に調査していない点を一致して問題視した。

 最終的にJR九州が日韓航路…

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