トランプ米大統領が日本で米国車が売れないのは、規制による「非関税障壁」のためだと批判する自動車市場。しかし、米電気自動車(EV)大手テスラ日本法人の橋本理智社長は規制による影響を否定し、実際に販売は伸びているという。日本や九州の市場をどう見ているのか聞いた。
――トランプ氏が指摘する「非関税障壁」の影響はありますか。
(日本で車が)売りにくいということは一切ない。(米政権で要職についたテスラ本体のイーロン・マスク最高経営責任者への反発から)欧州、北米で不買運動が起こり、テスラの店が攻撃されたり、車が燃やされたりということもあった。ただ、日本ではそういう事例は1件もない。
逆に、日本では2025年1~3月期の販売が前年同期比6割ほど伸びた。非関税障壁などで騒がれてはいるが、販売が伸びているのは非常にまれで、実直なマーケットだ。
――日本の車の安全性に関する認証制度の影響はどうでしょうか。
認証制度に関して、どこのエ…