車の量産に必要な「型式指定」をめぐる認証不正について、トヨタ自動車は9日、再発防止策を国土交通省に提出した。佐藤恒治社長は提出後、報道各社の取材に応じ、「経営と現場の両軸で大変多くの課題があった」と述べた。主なやり取りは次の通り。
- トヨタ、「社内審査官」新設 認証不正の再発防止策を報告
――経営層としての反省点は。
「現場に依存した仕組みになっていた。節目、節目での判断や環境づくりに、経営がもっと責任を果たす必要がある。何かあったとき、異常を検知できる環境風土をつくることに取り組む」
――国交省の「是正命令」から1週間ほどで、再発防止策をまとめた。
「調査と並行して時間をかけて検討してきた。先日の(是正命令の)発表を踏まえて国交省とポイントを整理しながらまとめて、このタイミングになった」
――経営陣への処分は考えているか。
「絶対あってはいけないこと…