石川県高校野球連盟にこのほど、日本野球機構(NPB)12球団などから寄せられたボール約3千ダースが日本高校野球連盟を通して贈られた。日本代表が試合で使ったボールも含む。能登半島地震を受け、「(石川県の)窮状を少しでも軽減できないか」との思いが込められているという。
ボールは春季高校野球県大会(6日閉幕)の期間中、各校の球児に渡された。練習などで使われることになる。七尾東雲高(七尾市)は元日の地震で、グラウンドの左翼付近にひびが入るなどの被害を受けたという。高山昴主将(3年)は「ボールをいただけて感謝です。応援してくれていると、実感できてうれしい」と話した。(小崎瑶太)