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岐阜女子大学南アジア研究センターの笠井亮平・特別客員准教授

 インドのモディ首相が29日、東京都内で石破首相と会談しました。「魅力的な市場」(外務省幹部)を持ち、日本も関係強化に心血を注ぎますが、一方でウクライナに侵攻したロシアとの深いつながりも指摘されます。どのようなつきあい方をすればいいのか、岐阜女子大学南アジア研究センターの笠井亮平特別客員准教授(インド外交)に聞きました。

国際社会の「結節点」としてのインド

 同盟関係が軸になる日本の外交に対し、インドは特定の国と同盟を組まない非同盟主義だ。常に全方位で利益の最大化を図るので、全く異なる陣営と同時並行でつき合うことは彼らにとって矛盾ではない。陸側でロシアと協力し、インド洋では日米豪印(QUAD)で連携するのはその表れだ。

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 国内総生産(GDP)で世界4位になる見込みの経済大国だが、グローバルサウス(新興国・途上国)の代弁者としての意識も強い。国際社会の様々な勢力の「結節点」として、今後ますます大きな役割を担うだろう。インド太平洋地域で安定的なパートナーであり続けるためにも、インドのニーズを見極めて実務的な協力を増やしていくことが重要だ。

 例えば、インドのインフラは…

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