ウクライナのゼレンスキー大統領は28日夜、情報機関である対外情報庁の長官から、ロシア軍幹部の「排除」について報告を受けたとSNSに投稿した。モスクワ郊外で25日に起きた自動車の爆発について、ウクライナ当局の関与を事実上認めたものとみられる。
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ロシア連邦捜査委員会の発表によると、25日の爆発では、軍参謀本部作戦総局次長のヤロスラブ・モスカリク中将が死亡。ロシア連邦保安局はこの爆発の容疑者として、「ウクライナ保安庁(SBU)の工作員」の身柄を拘束していた。
ゼレンスキー氏は投稿で「正義は必ずなされる」と主張。また、SBUのトップからは「ウクライナ国内にいるロシアの工作員ネットワークへの対策」についても報告があったという。