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 ウクライナでは5日から6日にかけて、東部や南部を中心にロシア軍のミサイル攻撃が続きました。ハルキウ州ではガソリンスタンドや住宅が攻撃され6人が死亡。ザポリージャ州では少なくとも3人が死亡しました。現場に向かった救急隊員や報道関係者らも負傷したそうです。

 ウクライナ軍トップのシルスキー司令官は6日、戦況についてSNSに投稿。東部バフムート方面などで「特に困難な状況にある」と明かしました。

ウクライナ戦況地図(3月31日時点)

(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)

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■■■4月6日(日本時間)■■■

12:59(ハルキウ06:59)

ハルキウ州に空爆、6人死亡 高層ビルなど被害

 5日夜から6日未明にかけ、北東部ハルキウ州にロシア軍のミサイル攻撃があり、少なくとも6人が死亡し、10人が負傷した。6日、シネフボウ知事がSNSテレグラムに投稿した。

 知事らの投稿によると、ガソリンスタンドや高層ビル、店舗などが被害を受けたという。

01:43(キーウ5日19:43)

ロシア軍がザポリージャ州攻撃、少なくとも3人死亡

 ブリンク駐ウクライナ米大使は5日、ロシアがウクライナ中南部ザポリージャ州を攻撃し、少なくとも3人が死亡したと自身のX(旧ツイッター)に投稿した。

 AFP通信によると、ロシア軍は複数回に分けてミサイルで攻撃したとみられている。ザポリージャ州の軍幹部の情報によると、4人の死亡が確認されたほか20人が負傷していると報じている。

 同大使は、最初のミサイル発射から40分後に次の攻撃があったとし、「恐ろしいパターン。救急隊員や報道記者を明らかに狙っていた」としている。

■■■4月5日(日本時間)■■■

17:28(キーウ11:28)

ウクライナ軍、ロシア空軍基地を攻撃

 ウクライナ軍とウクライナ保安局は5日、ロシア南部ロストフ州のモロゾフスク空軍基地を攻撃したと、ロイター通信がウクライナ情報筋の話として伝えた。ロシア軍の戦闘機6機を破壊し、さらに8機に損壊を与えたという。

 この情報筋は攻撃方法を明らかにしなかったというが、ロシア国防省は同日、ロストフ州に大規模なドローン(無人機)攻撃があったと発表している。

 地元メディア「キーウ・インディペンデント」は関係者の話として、モロゾフスク空軍基地にはロシア軍の戦闘機スホイ34やスホイ27が駐機し、これらの戦闘機がウクライナを空爆してきたと報じている。

15:59(ロストフ州09:59)

ロシア南部にドローン攻撃

 ロシア南部ロストフ州の知事は5日、モロゾフスク地区を40機以上のドローン(無人機)が攻撃し、防空部隊が撃墜したとSNSに投稿した。ロシアの独立系メディア「バザ」は、モロゾフスク空軍基地を標的にしていたと伝えた。

 バザによると、攻撃は5日未明に始まり、断続的に続いた。知事は、アパートのガラスが割れるなどの被害があり、少なくとも8人が負傷したとしている。変電所や送電線が壊れ、住民約600人が停電の影響を受けているという。

 ロシア国防省も同日、ロストフ州での44機に加え、ベルゴロド州やクルスク州なども、ウクライナ軍のドローン計53機から攻撃を受けたが、すべて撃墜したと発表した。

13:39(キーウ07:39)

ウクライナ救急隊員らの死傷リスク3倍

 世界保健機関(WHO)の最…

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