大阪メトロは21日正午ごろ、大阪・関西万博の会場から出発した自動運転のバスが、縁石に衝突する事故があったと発表した。乗客にけがはないという。
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同社によると、事故があったのは、人工島・夢洲内をはしる夢洲観光外周道路から夢舞大橋につながる夢洲北高架橋。現場は片側2車線で、右側の道路を時速30キロで走行していたところ、中央分離帯にぶつかった。
バスは万博会場から「舞洲万博P&R(パークアンドライド)駐車場」に向かっていた。乗客7人にけがはなく、後続の回送バスで目的地まで送り届けられた。
運転手は「バスが右に寄り始めたため、ハンドルを左に切ったが間に合わなかった」と話しているという。今後、運行ダイヤに変更はなく、事故車両と同型のバス3台は手動運転に切り替える。
自動運転バスをめぐっては、4月にも舞洲万博P&R駐車場の待機場でコンクリート塀と接触する事故があった。同社は「前回とはまったく異なる状況」といい、詳しい事故の原因を調べている。