劇作家・演出家の三谷幸喜さん率いる劇団「東京サンシャインボーイズ」が2025年、約30年ぶりに結集し、新作公演を行う。公演には劇団員に加え、客演の常連だったメンバーらも参加する。三谷さんは11日の会見で「打ち上げ花火でいいと思うんですが、それだけでなく、日本の演劇史に残るお芝居を作ってみようと。これだけいい俳優が集まっているんですから、それも可能かなと思っています」と意気込んだ。
同劇団は1983年、日本大学芸術学部在学中の三谷さんを中心に旗揚げ。90年代に入り、巧みな構成の群像劇で人気劇団となった。「彦馬がゆく」「12人の優しい日本人」「ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな」など名作を送り出し、92年に紀伊国屋演劇賞団体賞を受賞した。
94年、「東京サンシャインボーイズの『罠（わな）』」を最後に、「30年の充電期間」に入ると発表。2009年に一度、ホームグラウンドだった新宿の小劇場シアタートップスの閉館イベントのため再結集した。
記事後半では、会見に参加したメンバーらのコメントも紹介します。
三谷さんは復活について「本…
