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拓殖大学の佐藤丙午教授=2023年6月、藤原伸雄撮影
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 鳥や犬といった動物型のロボットの軍事的な利用が進んでいる。今年5月には中国軍が、9月には米軍が銃器を背負ったロボット犬の映像や画像を公開。人工知能(AI)の技術も急速に進展する中、戦場のあり方にどんな影響が考えられるのか。拓殖大の佐藤丙午教授(安全保障論)に聞いた。

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 鳥型も犬型も、動物型ロボット兵器はターゲットにより近づいて偵察し、よりピンポイントで攻撃することを可能にするだろう。ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとした現代の戦争では、広い範囲への大規模な攻撃よりも特定の標的への精密な攻撃が重要になっている。

 各国の軍は技術的な事情もあり、ロボットの活用目的を、主に物資輸送や負傷兵の搬送、保安警備にとどめてきた。米軍が公開した小銃つきのロボット犬も対ドローンが目的とされ、人道上の問題が発生する可能性は低い。

AI搭載兵器のルールづくりは

 そんな中で、中国軍が攻撃的…

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