第107回全国高校野球選手権大会に出場している尽誠学園は大会第11日の16日、3回戦第3試合(午後1時開始予定)で京都国際と対戦する。試合を前に、尽誠学園の西村太監督と京都国際の小牧憲継監督にお互いの印象や試合への意気込みを聞いた。
――相手チームの印象は
西村監督 粘り強い野球をするチーム。初戦でも相手の嫌なところをついていた。
小牧監督 投手を中心に打線も守備も粘り強く、自分たちと似たようなチームという印象だ。
――警戒する選手は
西村監督 投手では西村一毅選手。打者は1番の長谷川颯選手が出塁すると得点力が上がるとみている。
小牧監督 広瀬賢汰選手が打つと、打線がつながってくるし、勢いにのってくると思う。
――チームの状態は
西村監督 投手の広瀬選手も回復して、野手陣もいい表情、雰囲気で練習できている。いい状態だと思う。
小牧監督 ここからどれだけ成長できるか。西村投手だけでなく、総力戦で準備したい。
――理想の試合展開は
西村監督 先制点を取り、広瀬選手のピッチングで逃げ切りたい。
小牧監督 全員で守備から流れをつくって攻撃につなげていく自分たち本来の野球ができれば。
――試合のカギを握る選手は
西村監督 広瀬選手が京都国際の選手にどのように挑んでいけるか。
小牧監督 野手全員。誰かが主軸というわけでなく、全員で投手をカバーしていきたい。
――勝敗を分けるポイントは
西村監督 攻撃は、少ないチャンスをものにできるか。守備ではミスなくできるか。選手たちは臆することなくチャレンジしてほしい。
小牧監督 無駄な四球や失策をなくせるかどうか。競った試合になるほど記録に表れないミスが響くので、試合までになくしていきたい。
――試合に向けて意気込みを
西村監督 香川の方に元気と感動を与えられるように。全員で勝って校歌を歌えるよう頑張りたい。
小牧監督 (昨春の選抜大会で優勝した)健大高崎(群馬)に勝った以上、ふがいない試合はできない。1試合ずつ成長してきているチームなので、勝って成長していきたい。