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 大阪・関西万博の日本館。案内役の制服は、着物のつくりから着想し、それぞれが自由に着こなせるのが特徴だ。上着には帯状のベルトがあり、巻き付けるようにしてかたちを調整できる。

 制服本体や持ち運び用の風呂敷は、東レが協賛し、無償提供した。バッグは帝人の子会社、帽子はマキシン(神戸市)など5社が協賛に名を連ねる。

写真・図版
日本館の案内役のユニホーム。ファッションデザイナーの中田優也さんが手がけた=2024年10月17日、東京都千代田区、長橋亮文撮影

 東レは万博を主催する日本国際博覧会協会にも制服の上着などを協賛しており、日本館と合わせて金額にすると約1億円分になるという。

 東レの担当者は「万博に貢献しながら、東レの制服事業にいいイメージを持ってもらいたい」と協賛の理由を話す。

 扉の取っ手(ドアハンドル)をつくるユニオン(大阪市)も、万博会場内の迎賓館に無償で製品を提供した。

 外交の舞台にもなる迎賓館の…

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