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乾式貯蔵施設の建屋の外観=四国電力提供
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 四国電力は1日、伊方原発(愛媛県伊方町)の敷地内で、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の運用を始めた。発電後に生じる使用済み核燃料はこれまで、水を張った冷却プールにためてきたが、満杯になる時期が近づいてきたため、容量を増やすとして乾式貯蔵施設の建設を進めていた。使用済み核燃料は、青森県六ケ所村の再処理工場へ搬出するまで一時的に貯蔵するとしている。

 使用済み核燃料をキャスクという容器に入れ、貯蔵建屋で保管する。燃料は冷却済みのため、水や電源は使わない。建屋は1棟で東西約40メートル、南北約60メートル、高さ約20メートル。使用済み核燃料を入れる容器(キャスク)が45基入る。

 プールにいまある燃料32体…

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